毎年発生すると天気予報で聞く「台風1号」
この台風1号は毎年いつから発生するんでしょうか?
台風1号が発生する時期や、回数(号数)の数え方の決まりはどのようになっているんでしょうか?
- 台風1号は毎年いつから発生する?時期は?
- 台風1号の回数(号数)の数え方は?
- 台風は1年に何回発生するの?
わかりやすくご紹介したので、是非チェックしてくださいね♪
台風1号は毎年いつから発生する?時期は?
台風1号が毎年いつから発生するのか時期を調査したのでご紹介します。
台風1号が毎年いつから発生するか時期を調査したところ、1番多いのは1月でした!
過去10年間(2012年~2021年)で、台風1号がいつから発生したのか回数を調査し、表にまとめてみました。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 |
回数 | 5回 | 1回 | 1回 | 1回 | 1回 | 0回 | 1回 |
表を見てわかる通り、圧倒的に1月が多いですよね。
では、この台風1号というのは、どのように数えていくのか、いつから1号にカウントされるんでしょうか?
詳しくご紹介しますね^^
台風1号の回数の数え方は?いつから?
台風1号の回数の数え方は、いつからどのように数えるんでしょうか?
台風1号は、1月1日から12月31日までの、その年の最初に発生したものから数えていきます。
日本に接近、上陸したものだけ数えているのではなく、北西太平洋で最も早く発生したものを順にカウントしています。
例えば、2022年は4月8日になって初めて台風が発生したので、これが1号となります。
ちなみに、「台風発生」の定義としては、
熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。
引用:気象庁HP
上記の条件を満たしたものが、「台風」と呼ばれるわけですね。
ちなみに一番早く発生した台風1号は、2019年の1月1日!!
お正月に発生するなんてだいぶ早いですよね。
一番遅かった台風1号は、1998年7月9日に発生しました。
台風1号は統計が始まってから1度も日本に上陸したことはないそうですよ。
確かに1月に台風が来たことってないですよね。
台風1号が発生した後は、発生した順に2号、3号…と号数が付けられていきます。
もし12月の終わりに発生し、翌年1月にもまだその台風があった場合は、1号にはならず、号数は発生した時のままとなります。
例えば、12月31日に台風20号が発生した場合は、1月1日以降も台風20号のまま呼ばれるということですね。
台風は1年に何回発生するの?
台風は1年に何回くらい発生するものなんでしょうか?
過去10年間(2012年~2021年)1年間の台風発生の平均回数を計算すると、約26回でした。
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
25回 | 31回 | 23回 | 27回 | 26回 | 27回 | 29回 | 29回 | 23回 | 22回 |
ちなみに、このうち日本に上陸した回数は、1年間に平均約3.5回です。
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
2回 | 2回 | 4回 | 4回 | 6回 | 4回 | 5回 | 5回 | 0回 | 3回 |
台風が発生している数を見ると、日本に上陸する確率は低いんだなと感じますよね。
ただ、これには落とし穴があるんです…。
「日本に上陸した」とカウントされる条件が決められているのですが、気象庁が定めている条件がこちら↓
- (注2)「接近」は台風の中心が国内のいずれかの気象官署から300 km以内に入った場合を指します。
- (注3)「上陸」は台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を指します。
引用:気象庁HP
台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達しないと、上陸したということにはならないんです。
ということは、沖縄にはどうしたって上陸できないですよね?(笑)
なので、重要なのは「日本への接近数」がどのくらいなのか?だと思います。
過去10年間(2012年~2021年)1年間の、日本への台風接近数を表にしてみました。
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
17回 | 14回 | 12回 | 14回 | 11回 | 8回 | 16回 | 15回 | 7回 | 12回 |
上陸数と比べると、グンと増えましたよね!
台風は接近するだけでも雨風が強くなりますし、上陸数よりも接近数が大事だと思います。
ただ、2004年には29個の台風が発生したうちの、19回「接近」し、10回「上陸」しました。
日本への上陸数は統計開始の1951年から見ても、断トツで1位です。
太平洋高気圧の配置が、例年と違ったために多くの台風が上陸したんですね。
このうち、2004年の台風23号は浸水・土砂災害など、日本でも甚大な被害がでました。
台風が発生し、接近するのは毎年のことなので、「またか」と気が緩みがちですが、何が起こるかわからないのが怖いところです。
台風が発生したら、進路など最新情報を確認し、事前に対策を行っておくことが大事ですね。
台風1号は毎年いつから発生する?時期や回数の数え方まとめ
台風1号は毎年いつから発生するのか?
そして、台風1号が発生する時期や、回数(号数)の数え方をまとめてご紹介しました。
また、台風は1年にどのくらいくるのか?という内容も詳しくご紹介しました。
- 台風1号が発生する時期は1月が最も多い
- 台風1号は、その年で最初に発生した台風から数える
- 台風は、過去10年間の年平均で発生数は約26回、日本への接近数は約12.6回、上陸数は約3.5回だった
今後も毎年発生し続ける台風。
被害を抑えられるよう、常に最新情報をチェックして対策しておきたいですね。